優位な立場にある人が、劣位の立場にある人の利益になることを企図して本人の意志に関係なく行動に介入・干渉することで、父権主義、温情主義ともいいます。
医療においては、医療従事者が、患者にとってよいと思われる方法を選択して実行する医療思想のことを指します。近年では、患者の人権擁護の点から、患者自身が望まない医療は、例えそれが正しいものであっても、行うべきではない、という思想が取り入れられつつあり、インフォームド・コンセントやセカンド・オピニオンの普及に至っている。
経営部門や管理部門などに所属し、実際の医療行為に携わらないとしても、医療機関の一員であり、医療者の一人です。倫理を学び、倫理的感受性を養うことで、患者・家族の尊厳を理解し、その幸福や利益をその思考の中心に添えることができます。
逆に言えば、家族・患者の尊厳を理解することができないのでであれば、医療という分野に関わる資格がないということもできるでしょう。
サイコロジー(psycology=心理学)とオンコロジー(oncology=腫瘍学)を合わせた言葉で、がん患者に精神的なケアを提供するための医学のことをサイコオンコロジーといいます。
がん患者は、告知を受けたときや治療中などに、落ち込んだり強い不安を感じたりします。ある研究から、がん患者の2~3割がうつ病や適応障害など精神医学的な診断に相当する苦痛を経験していることが分かっています。こうした症状が出ると、治療に支障を及ぼすこともあるため、早期につらさを和らげる必要があります。
サイコオンコロジーを行う精神腫瘍科では、カウンセリングや薬物療法などによって、その人らしくがん治療に迎えるようにサポートしてくれます。
友人の薬剤師と中華料理のお取り寄せを食べながら話したのですが、持病が多い高齢者の患者さんの場合、複数の医療機関で診てもらうことが多いので、薬を受け取る薬局もそれだけの数がふえているとのこと。しかし、複数の病院・クリニックで薬をほぼ同時期に処方してもらうと、他の病院で出された薬との重複や、飲み合わせによって副作用が起こるなどの問題が生じることがあります。
NHKの「クローズアップ現代」などでも採りあげられていましたが、知らぬうちに薬の数が増え、薬の副作用で新たな症状が出て、それを治すために別の医療機関でまた別の薬が勧められる、と悪循環が続いているケースがかなりあるようです。それを防ぐためには、1つの薬局で一括して薬の管理を行ってもらうことが大切です。
薬剤師は、処方箋を受け取った際には、薬歴を調べて重複がないように注意しますが、患者が複数の薬局から貰っていると、全ての管理は難しくなります。そのため、患者は1つの薬局を選択し、同じところで貰うことが理想的です。かかりつけ薬局のメリットとして、病院からFAXで処方内容が送られてくることで待ち時間が短くなり、都合のよい時間に薬を貰うことができる点があげられます。また、自分の状態を把握している薬剤師に気軽に説明を受けたり、相談したりすることもできるでしょう。
2つ目は、薬剤師が患者の体質や、処方されたいる薬を全てや薬歴簿として記録しているので、飲み合わせ・副作用をすぐに調べることができ、薬による害を未然に防ぎ、患者の記録を総合的に把握することができます。
3つ目は、患者が大衆薬を求めてきたときでも、薬歴により、医師の診察・検査などが必要と薬剤師が判断するときは、医師への受診をすすめることができます。また薬の正しい選び方・使い方・保管の仕方の指導はもちろん、かかりつけ薬剤師が患者のパーソナリティーを理解しているため、気軽に相談できるなどのメリットがあります。脳梗塞やクモ膜下出血 などの脳血管障害を起こす前に、そのリスクを調べる東京の脳ドックを紹介しています。
医療法の改正により医療提供施設と明示されることになった薬局は、医療安全体制の整備や機能公表の義務化など、従来と扱いが異なるようになりました。しかし、その原点は変わりません。薬剤師は処方箋調剤が基本となり、その専門家としての知識を生かして、安全で有効な薬物療法の最終段階を実施し、副作用や医薬品情報を適切に患者さんに提供します。
まず病院薬剤師は、高度 化する医療に対し、医療事故を未然に防ぐため、病棟の安全を確保すべくその一翼を担います。そして疼痛緩和に関する薬の専門家としての助言、がん患者に対する抗がん剤治療計画に参画するチーム医療、糖尿病のインスリン導入患者への医師・看護師との連携、氾濫する医薬品情報の整理、重要事項を医師や看護師に伝える役割など、どれも重要な職務ばかりです。
また、薬局薬剤師はプライマリ・ケアを担うものとして、地域住民に対する細やかなフォローが求められます。医師と患者の間に立ち、患者が医師に表現できないことを手伝ってあげたり、基礎医学の知識がない患者が医師の説明を理解できるように病態や検査値に関する一般論の知識教育を行うことも求められます。
在宅訪問指導やセルフメディケーションも重要です。健康食品などの相談、健康保持のための生活相談。そして、自宅で看取りをして欲しい患者の在宅医療、介護にも手を差し伸ばさなければなりません。厚生労働省は、ドラッグラグの解消のためボランティアの治験参加に関する支援システムを整備したり、欧米に比べて時間のかかる治験を迅速化を目指すため大規模治験ネットワークを構築しています。
調剤基本料は処方箋の受付回数が1ヶ月で4000回以下(あるいは以上)で、特定の医療機関からの処方箋が占める割合が70%以下(あるいは以上)の2つのパターンに分けられます。これらの薬局間では保険点数が異なります。
また、調剤基本料は、様々な条件を満たすごとに加算されるしくみになっています。その1つに厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているかどうかがあります。これは、薬局の備蓄されている薬の品数が500以上で、薬歴簿を作成している、在宅患者訪問が行える、緊急時の体制を整えている、などの条件が満たされた薬局のことです。
このような制度で、同じ薬でも薬局ごとに金額が異なることがあります。また、このほかにも保険点数が細かく定められており、支払金額の違いの要因になることがあります。ただし、調剤報酬を決める厚生労働省としては、患者負担が同じになるような努力は行っています。慢性期の病棟を中心に、看護師の方を対象にアットホームな病院を紹介しています。
